中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

首里城の所有者はだれか?事前対策不備

 首里城正殿などの所有者はだれか?・・と、ふと疑問に思った。

所有者は国だった。 19年2月に国から県に管理が移行され、県は

19年2月1日から23年1月31日までの間、沖縄美ら島財団を指定管理

者に指定している。沖縄県は県は国有財産使用料として国に対して

年間約2億円を支払っている。 一方で、こんな情報も・・ある。

  文部科学省は今年9月に文化財スプリンクラーの設置を推奨する

文書を配布した。首里城の指定管理者の美ら島財団首里城公園管理部

首里城事業課の町田宗紀課長は文書について「把握していない」と述べ

多と伝えられている。 なぜ?把握されていないのかは、いまは問わない。

しかし、この問題で思うのは、国が保有文部科学省スプリンクラー

設置を推奨するぐらいなら、どうして国が自前で設置しなかったのだと

いうことだ。 国はつまらんことにたくさん金を使っている。あちこちに

金をばらまいている。なのに・・、肝心なことに金を使っていないなと・・

思ったのだ。今回のような火災にはスプリンクラーが早く対応できたと思う。

 「政府一丸となって復興する」と言っているが、一丸とはどういう形態を

いうのかを知りたい。

 焼失前の首里城の復元にかかった総事業費は1986~2018年度の33年間で

約240億円だったようだ。 再建には相当の期間と費用がかかることも予想

される。 沖縄観光の面でも、沖縄県人の心の支えとしても首里城の存在は

大きい。
  県の担当課によると、首里城は火災保険に加入しているが、どの程度の

保証があるかは現段階では不透明だ。