関西電力と言うのは大会社である。社会的にも重い立場にある。
その関電の大幹部たちが、こともあろうに、小さな「町」の助役から
多大(3、2億円)な贈り物をもらっていた・・と言う事実がある。
金束であり、金貨であり、高価な紳士服の仕立て券だったり、贈る側
のあの手、この手もすさまじい。
最も不思議に思うのは、関電には、このような金品をもらって
はいけないという社内規則すら作っていなかったということである。
わたしごとと比較するのはどうかとは思うが・・私の学校の教師の
一人が歳暮を持ってきたことがある。その時に叱って持ち帰らせた
ものだ。私はたとえ1万円の程度のものでも受け取らない。
関電の会長らが受け取っていたスーツの仕立て券というのは、
1着60万円もする高価なものだ。そんなものをすんなり受け取る
神経が分からない。 人の人生の中ではいろんな間違いも起こす。
しかし、関電と言う巨大会社の会長や社長ともあろう人が、こんな
けじめもなく生きてきたとは嘆かわしい。 関電内の社員たちも
トップの連中がこんなことをしていたと知っていたのだろうか?
恥ずかしい・・と思うのか、おれももらいたかったと思うのか?
少なくとも会見で見せた会長や社長は、とてもトップに居れる人の
ようには見えなかったが・・。内面から崩れている人たちだった。