中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

歳を重ねると、喜びも不安も

 いつの間にかと言う感じで歳が増えて行く。
歳を重ねるごとに身体が老いていくことを痛感することになる。
痛感とはよく言ったものだ。 文字通りあちこちに痛みを感じる。
わたしの場合は、一番痛いのは腰周辺であり、二番目に痛いのは
尻周辺だ。他にも痛い個所はいくらもある。 説明するのも面倒な
ほどの痛みがある。
 妻の場合、昨年10月の同窓会に出席した時に、みんながあちこちが
痛いって話をしているのを「他人事」として聞いていたらしい。それから
1ヶ月も経たないうちに自分の身に痛みが起こり始めた。
 79歳の誕生日を迎えた2月には、痛みを感じる仲間入りが確実に
なった。
 80歳に近づくと、だれもが体の変調をおこす。しかし、子供たちは
親たちの変調にあまり気付かないし、気付いていても、その辛さには
気がつかない。 だれもが通る道なのに、親たちを観察しようとおもう
子供たちは少ないようだ。
 でも、歳を重ねて、より若いころに比べてり喜びも多い。たとえば、読書
をしても、80歳を超えてからの読書には、40歳、50歳、60歳の頃よりも
書かれている内容を、深く味わうことが出来るようになるからだ。
こればかりは、年の功と言う奴であろう。 ふむふむ・・などとかみしめ
ながら読書する楽しみは言い難い喜びでもある。
 年期を重ねたものにしか味わえない喜びかもしれない。 読書量は
年間400冊以上だった60歳代に比べると落ちている。いまは年間50冊
から60冊程度だろうか。
 喜びだけなら歳をとるのもいいのだが・・私の年齢になると「心配」も多い。
「身じたくの文化」などと言う言葉もあるようだが、支度をしてもしょうがない。
なるようにしかならないのであるから、なるようになるだろう・・と、思っている。
心配は、私がいなくなったと、妻はどうするのかと・・これなら・・もう10年
早く逝ってやれば、まだ美貌が残っていた妻には花を咲かせるチャンスも
あったかも・・などと。それもこれも・・なるようにしか、ならん・・のです。
 妻も私と同じ量だけ、同じ本を読んでいる。けれど・・5歳若い分だけ・・
味わいが違うかも・・それが読書なのだ。