ファーウエイの孟CEO逮捕、拘束からファーウエイの通信機器を巡る
動きが大きく変わってきたようだ。
アメリカ主導の形でファーウエイ追い出しが始まって、カナダ、日本など
も追従する中でフランスやイギリス、ドイツなどは静観していたが、ここに
きて、フランスもドイツイギリスも見直す姿勢に変わってきている。
ファーウエイ社側は「民間会社であり政府の影響下にはない」と否定して
いるが、今回の逮捕劇によって世界の見方が変わってきたのだろうか。
世界の通信会社50社のうち46社から採用されていると信頼度を強調して
いたが、どんでん返しになっている。
ファーウェイは最近、孟晩舟(モンワンチョウ)最高財務責任者(CFO)が
米当局の要請でカナダで逮捕され、その後孟CFOは保釈されたが、米国
への身柄引き渡しの可否をめぐり法廷で争いが続く見通しだ。検察側は、
孟CFOがファーウェイによる米国の対イラン制裁逃れに関与したとしている。
貿易戦争がここまで悪化してしまうとどのように収束させるのか、米中とも
知恵を絞っての駆け引き合戦になりそうだ。
貿易戦争で辛い思いをするのは、両国とも弱小企業、弱小産業なのだ。