原発不明がんとは・女優の角替和枝さん亡くなる

　個性的な演技で舞台、映画、ドラマなどで幅広く活躍した女優の角替和枝さんが２７日に

原発不明がんで亡くなった。６４歳だった。
 　原発不明がんは、がんがどの部位で発生したかが分からないものをいう。

がん医療は、がんが発生した部位によって治療の仕方が違う。たとえば、胃と腸でも治療法

が異なる。がんが見つかった部位が大元なのか、転移先なのかが分からないと治療ができない。

例えば乳がんが大元であって、がんが肺で見つかったとして、がんの最初の発生部位が乳がん

だと判明すると、肺であっても乳がんの治療を考えると言うように・・。

　戸籍的に言うならば「本籍」が分かれば治療方針が立てられるが、本籍不明の状態では治療

ができないということになるのです。

　このような本籍不明と言うのはたくさんあるわけではありませんが、数％は存在します。

　がんとは、まことに厄介なもので、体中のほとんどの部位や器官に発生します。　もっとも

辛いのは首から上にできるがんで「頭頸部がん」と言われるものでしょう。　鼻の奥にできた人や

眼の涙腺にがんが出来た方を知っています。　みなさんが良くご存じの肺がん、胃がん、大腸がん

乳がん、前立腺がんだけではなく・・がんの種類はあらゆる部位、器官にできます。

　そして、大切なのは、一人一人・・がんのタイプが違うということです。　がんはとても多様なの

です。