今年のノーベル医学・生理学賞に決まった本庶佑さんに大きな感謝の念を
持っているがん患者は多い。
これまでと全く違った観点から作り出された「抗がん剤」で、命を救われた
がん患者たちだ。
本庶さんは98年にマウスの実験でPD―1が免疫を抑える役割を果たして
いることが判明。
2002年には、がんやウイルス感染症の治療に効果があることを実験で確認し
抗がん剤に結び付いた。
実はPD-1と言う遺伝子は石田靖雅さん(現・奈良先端科学技術大学院大学
准教授)が免疫細胞の表面で発見し、92年に発表していたが、この遺伝子がどの
ような働きをするのかが分かっていなかった。
このように働きが分かっていない遺伝子というのはかなりたくさんある。
こつこつと地味な研究を重ねることでPD-1の働きを見つけ、「免疫を抑える」
という新しい考えかたを取り入れることで画期的な抗がん剤を作り上げた。
ノーベル賞受賞多たちが、毎回言っているように「教科書に載っていることを
すべて信じないように・・・」いつも新しい思考の中で大きな発見があるのだと
思います。 若者たちよ!! 夢をもて!! 短絡になるな! 思考回路を
磨き上げよ!! チャンスは誰にでもある。 根気をもってやり遂げること。