中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

東芝を救った人

 日本が誇る大企業だった・・東芝社長のミス判断米原子力子会社のウエスティング
ハウス社を巡る巨額損失で債務超過となって「金のなる木」だったメモリー事業の中国への
売却を決めていた。
  今日の新聞をみると債務超過だった体質から脱却したこともあり、メモリを中国に
売り渡すのを中止するかもと一面記事に書かれている。
 債務超過だった東芝をここまで甦らせたのはメモリーだった。債務超過までの東芝
支えていたのもメモリーだった。 言い換えるならば東芝はメモリーで支えられ、今回も
東芝と言う名が消え去っていくのを救ったのもメモりーなのだ。
 資産価値2兆円とも言われるこの半導体記憶媒体フラッシュメモリを発明したのは
東芝社員・舛岡富士雄さんだった。 
当時では、あまりに“非常識”な製品で、あまりにも先進的過ぎて東芝の中で評価を受けず
冷たくあしらわれて東芝を去った。 その発明に注目したのがアメリカ企業だった。
 枡岡さんの功績は先日NHKが「ブレイブ」と言う番組で紹介していた。
フラッシュメモリがない世界を考えると、その発明がいかに世の中を変えたのかがよく
わかる。スマホをはじめ携帯電話、テレビ、洗濯機・・世の中の電化製品には必ずといって
良いほどフラッシュメモリが使われている。フラッシュメモリがないとカメラだってフイルムの
ままだっただろう。 どうしてノーブル賞にならないのかと不思議なほどだが、日本では
2007年に紫綬褒章を2013年には文化功労賞を2016年には瑞宝重光賞を受賞して
いる。 世界の人たちの日常生活を変えたという点ではノーブル賞に値する発明だろう。
「ブレイブ」は再々放送されると思われるのでぜひいていただきたい。