中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

朝ドラ「半分、青い」で思うこと

 NHK朝ドラ「半分、青い」を楽しみながら、関心を持ちながら
観ています。
 私が関心を持ったのは、ヒロインが小学3年生の時に突如と
して左の耳が聞こえなくなったからなのだった。
 実はわたしはヒロインより2年前の小学1年生で右耳の聴力を
失ったのだった。 ヒロインの鈴愛(すずめ)さんは、周囲から愛され、
耳が聞こえなくなったことを心配してもいらっているが、私の場合は
周囲のだれも心配してくれなかった。 もちろん当時は田舎に耳鼻科
医院さえなかったものだ。
 鈴愛さんは突然聞こえなくなっただけですが、私の場合は右耳から
毎日少しずつ膿が出ていたので小1の子供である私が毎日掃除を
していた。 学校では先生の授業が聞こえないことが多くて困ったが、
今と違って生徒のそのような悩みに気づく教師はいなかったし、私から
先生に話した記憶もない。
 前にも書いたことがあるが、20歳の盲腸手術を受けた病院の耳鼻科
の医師に「これは真珠腫といって、耳の中の骨のなかが腐っている病気
で、やがてそれが脳に近くなると、おおきな眩暈が起こる。その時は命が
危なくなっていることのシグナルです。 いまの医療技術では手術する
こともできないが、いつか手術できるようになるだろうから、その日に備えて
耳鼻科情報をしっかり持っておいててください」と。 私が街を歩いていて
ぐらぐら!!と 揺れたのは・・ちょうど20年後の40歳だった。
 神戸で名医として知られていた耳鼻科医院で5時間以上の顕微鏡下
手術を受けて助かったのだった。 いまも右耳は不自由なままだが、
83歳のいまもその不自由さを克服して、楽しく生きている。
 ドラマの中の鈴愛さんに「がんばれ!!」と応援しながら観ているのです。