中原武志のブログ

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大相撲・理事選挙詳細

 2月2日に投開票される日本相撲協会の理事候補選に、貴乃花親方が立候補
することを決め出馬の意向を示している親方は11人となった。
定員は10名なので一人が落選することになる。
 毎回、理事選挙の直前での駆け引きがあるので、このまま選挙になるのか、
かが引き下がるのか、まったく予断できない。2月1日の立候補が10人になれば
無投票で選ばれることも有りうる。
 投票で決めることになれば2月2日に101人の親方たちによる投票となり、
9票から10票を得れば当選確実という計算になる。
 それぞれの「一門」で票を固めているのは前時代的と言ってよい。
 昔・・・といっても私が若かった60年ほど前の「町会議員選挙」などでは、
地域ごとに候補者を出していて、他の地域の人たちから崩されるのを防ぐために、
地域で立ち番をしてた地域の人の出入りを監視していたことがあった。いまでは
笑い話にような、信じられないほどの古い体質が田舎には残っていたものだ。
 大相撲の世界では、いまもこのような古い体質が残っているようだ。
 日馬富士騒動の頃に時津風一門から飛び出した錣山親方(寺尾)など改革を
支持する親方や、貴乃花親方とは姻戚になる阿武松(元関脇益荒雄)は貴乃花
一門から立候補うするようだ。 

 出羽海一門は親方票33人 候補者4名  
    春日野(栃乃和歌) 出羽海(小城乃花) 境川(両国)  山響(巌雄)
 二所ノ関一門は親方票20人、候補者2名  尾車(琴風)  芝田山大乃国
 時津風一門の親方票16人、 候補者1名  鏡山(多賀竜
 高砂一門の親方票12人、  候補者1名  八角北勝海
 伊勢ケ浜一門の親方9人、  候補者1名  高島(高望山)
 貴乃花一門の親方票は8人+無所属3人 候補者2名  貴乃花  阿武松(益荒雄)

 計算上では、貴乃花親方一門が一番不利なのは言うまでもない。それでも2名を
 候補者に送り出しているのは、他の一門からの「支持票」があるとみなしている
 からだろう。
 大相撲の改革を訴えている貴乃花親方にどれだけ支援票が入るかは、今後の大相撲の
 あり方にも影響が出るだろうとみられているだけに、「外部」からの締め付けも
 しくなるだろうと思われる。