中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

神戸製鋼所だけの問題ではない

 神戸製鋼所は小さな会社ではない。巨大企業なのだ。(神戸製鋼所
ああ・・それなのに、何と言うざまだ。
11年前に発覚した「ばい煙排出データー」は、発覚するまで、なんと29年間も
地域住民を欺いてきたのだった。(と言うことは、約40年前からと言うこと)
 今回のアルミ、銅製品の強度改ざんも、今回発覚されるまで10年以上も
続いていたという。
 神戸製鋼所の社長は、「ほかにもあるようだ」と言っているし「信頼性はゼロに
なった」とも言っている。
 日本が誇る企業の一つだったのに・・どうしてなのだ!! と、怒りまでこみあげて
くる。 こういう問題が起こるというのは企業体質なのだろうか? だったとしたら、
その企業体質は、いつから始まったのか? 
 企業の体質と言うのは企業のトップの意識にあると思う。どれほど巨大な企業でも
「蟻の一穴」で綻びてしまう。蟻の一穴を素早く感知する能力がトップには求められて
いるものだ。トップ幹部たちの油断が、「甘い体質」を生み、体質が病を重くさせる。
 地域住民の厳しい声を「データー改ざん」でごまかして着た40年前から、すでに現在の
「ごまかし体質」が社内に充ちていったのではないだろうか。
 神戸製鋼所の失敗を他山の石として、他の巨大企業も身を質すべきではないだろうか。