中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

ヤクザの世界も厳しい時代に

 指定暴力団神戸山口組(本拠地・兵庫県淡路市)から複数の直系組長が離脱し
新組織「任侠団体山口組」を設立することが30日分かった。
離脱組が同日、尼崎市内で記者会見を開いた。
離脱したのは、神戸山口組の中核団体だった「山健組」(神戸市中央区)の幹部のほか、
複数の直系組長らのようだ。
かつて山健組と言えば闘争の好きな団体として名を馳せていたのだが、今はどうなの
だろうか。新組織には組長を置かないという。
 2015年8月、指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から神戸山口組が分裂して
から2年も経っていない中での分裂で、今後は「山口組」を名乗るグループが三つどもえ
となり、対立が深まるかもしれない。
 ヤクザの世界も厳しくなりつつある。警察の締め付けが厳しからではなく、ヤクザの
世界に「良い人材」が入らなくなったからだと、私は思っている。
40年ほど前に、ある組長と対決して私が勝ってから数か月後に、その組長が私を
訪ねてきて「私の組に入ってください。全国へのお披露目もさせてもらいますから」
と言った時に、なぜ素人の私が必要なのですか?と尋ねると、彼はこういったものだ。
「これからのヤクザの世界は、数じゃありません。一人の凄い人材は何十人のチンピラ
よりも力になるのです。私は人を殺して刑務所にも入っていた間にずいぶん勉強しました。
出所後10年間、誰にも負けたことがない。それなのに、素人のあなたに私は完敗しました。
だから、ぜひあなたを、私の組に入っていただきたいのです」・・・と。
かれは、その時代から、今のような時代が来ることを感じていたのだろう・・と、思う。
 任侠団体というのを名乗るらしいが、いま任侠が分かるヤクザガいるのだろうか?
高倉健の映画の時代とは全く異質な時代に、今はなっている。