フィギュアスケート世界選手権の男子SPは、ハイレベルの戦いとなった。
男子ショートプログラム(SP)が行われ、3季ぶりの王座奪還を狙うソチ
輪金メダリストの羽生結弦(22)は、連続ジャンプのミスが響き、98・39点の
5位発進という予想外の展開となった。
宇野昌磨(19)がほぼノーミスで世界歴代3位の104・86点で2位発進したが、
3連覇を狙うハビエル・フェルナンデス(スペイン)が、世界歴代2位の109・05点で
首位に立った。
昨夜の戦いを見ていて感じるのは、ここ2年間でレベルアップが進み、ハイレベルでの
昨夜の戦いを見ていて感じるのは、ここ2年間でレベルアップが進み、ハイレベルでの
闘いが多くなっているということだった。
4回転は得意ではないが、3回転半を華麗に飛び、世界ナンバーワンを続けてきた
パトリック・チャン(カナダ)は、もう限界だろうと考えていたが、SP2位になったという
ことは力の衰えを感じさせない。
良い時は凄い!けど・・ダメなときもままあるよ・・というフェルナンデスは、良い時・・を
発揮してノーミスで終え、歴代第2位の得点をたたき出して首位となり、3連覇に王手を
かけたのは・・すごい!!
羽生がライバルと考えていたアメリカのチェンは、何回でも4回転を飛ぶことができると
いう特技を持っているが、昨夜は失敗した。
それを見て、安心したのかもしれない羽生は、音楽が鳴ってからのスタートに遅れて
減点を食らい、ジャンプでもいつもの冴えはなかった。
金博洋(中国)が、ほぼノーミスで高得点を挙げたのは印象的だった。
8位のジェイソン・ブラウン選手は4回転を飛ばない。だが、彼のもつ独特の
雰囲気はフィギュア競技を、別の一面から考え直させるきっかけになるかも
知れないと思っている。
日本は、羽生、宇野に続く選手育成ができていない。今後が心配だ。