中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

JR時刻表「本」の思い出

JRは国鉄と言っていた。
その国鉄の時刻表を手に、あちこちによく出かけたものだ。
貧乏だから贅沢な旅はできない。
時刻表で列車のつながりを調べながら、なるべく多くの駅に
降り立っては駅に周囲2キロぐらいを歩き回って、次の列車に
乗る。
こうした旅をたくさんしたので、あちこちの町の風情を知ることが
できた。
周遊チケットを利用することが多かった。
たとえば、大阪から山陰を回って山陽線で大阪に戻る周遊だと
約1か月間の有効期限があった。これは大昔(60年以上前)の
話だから、今の参考にはなりません。
大阪からー東京ー長野ー富山-大阪というコースも回った。
神学校に在学していたころで学割が利用できたからこその旅だった。
あのころ、時刻表は旅の友だった。使いこなした・・と言ってよいほど
時刻表を眺めて旅を何倍も楽しんでいた。
いまも時刻表はあるのかな? と思って検索すると、西日本JRとか
東日本JR時刻表とかが、表示されていたが「本」ではなかった。
本で検索すると、いまもJR時刻表本があるようで、なぜかホッとした。
松本清張さんの「点と線」は、今では書けなかったかもな・・と思ったり
したが・・今でも書けるよな。