サッカーW杯の出場枠を1998年のフランス大会から
24枠だったのを8枠増加して32にして以来、32枠が保たれてきた。
このたびの理事会で一気に16枠も増やして48枠と決定した。
FIFAは、サッカー競技のさらなる普及や放送権料の増加などの
メリットを強調し、欧州を中心とした反対の声を封じた形だ。
現在のFIFA加盟協会は211カ国・地域で、過去20大会のうち
W杯出場経験があるのは77チームだけ。
出場枠の増加は、これまで涙をのんできた多くのチームが夢舞台の
切符をつかむチャンスを広げることになる。
出場枠が広がって恩恵を受ける国やチームもあるだろうが、
W杯の価値がさがり、レベルを下げてしまう恐れもある。
将来的には、32枠に逆戻りすることもありうるのではないだろうか。
この決定で、日本のW杯出場が将来的には楽になるかもしれないが、
この決定で、日本のW杯出場が将来的には楽になるかもしれないが、
48枠になるのは、ロシア大会の次の大会であるので、今年の最終予選が
厳しいことには変わりはない。