新連載・メモワール・生きていることは偶然の重なり (2)
第2回
精子の命は24時間ほどとされていますが、膣に入ってからは
二日ほど命を保っているそうなので、その誤差を入れて12月
23日プラスマイナス2日と考えればよいのかなと思っています。
しかし、昔の人は、正確に役所に届けたのかどうかも怪しいものが
ありますが、とくにこだわることもないので、それもファジーに
考えます。
精子はもともとタンパク質からできています。一回の射精で1億
数千万個から4億個程度とされています。それだけの数の精子が
卵子の殻を破って突入できるのです。これは、全くの偶然という
精子が入らないような生理作用を行いますが、時には同時突入という
ものもあって、一卵性双生児が生まれるのかもしれませんね。
私という一人の人間が生まれた瞬間を、私の記憶?が、遡って思い
出して?いますが、両親は、私を作るという目的ではなく、ただ
ひたすら欲望に走って行為を行っただけにすぎないと思うのです。
父は無類の酒好きものでしたから、その時も、酒を飲んで行為
したのではないでしょうか。なにして、こうして、こうなった
結果が私という人間です。
でも、そういう結果として「一人の人間」がこの世に誕生したと
いうことは、不思議でもあり神秘的だとはおもいませんか。
産んでほしくなかったなんて馬鹿なことをいう若者こういうことを
言うのは、大体が若者でしょう)もいるでしょうが、いつかは産んで
くれたことに感謝する日が来るのではないでしょうか。
わたしは5人の子が無事出産しましたが、みんなが早産でしたので、
計算する場合には、30日ほど短くなるのかなって、おもっています。