過去に地層がずれ動いたとみられる「断層」は、研究者の努力で
発見されたものが多いが、偶然に見つかったものもある。
地形的に断層を疑う場所を検証して見つける場合もあるようだ。
今回の熊本地震で、これまで知られていなかった断層が動いた
形跡が見つかったという。
断層帯」の南側5キロで、未知の断層が活動したとみられる痕跡を、
京都大の林(りん)愛明教授らのグループが確認した。
布田川断層から南に5キロのあたりで布田川断層に沿って10キロ
ほど断層の活動があった痕跡を見つけたという。
日本中には、知られている断層よりも、未知の断層の方が多いらしい。
何も知らずに、断層の真上に家を建てることもあれば、断層近くに
マンションがが建つこともありうる。
30メートルも掘り下げて調べればわかるのだろうが、場所によっては
50メートルも掘り下げなければわからぬこともあろう。
かもしれない。何しろタモリさんは「段差」が好きなのだが、段差こそ
かつて「動いた」形跡かもしれない。