中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

朝ドラ・大河ドラマ・視聴率と実感と

 大河ドラマ「花燃ゆ」は歴代最低の視聴率だった。
 なぜなのか??
 「花燃ゆ」には多くのイケメン俳優をつぎ込んでみたが駄目だった。
 多くの批評家?は「ヒロインが歴史上無名だったから」と解説
 しているが、私はそうは思わない。
  私は、このドラマが半分ぐらいに差し掛かった時点で観るのを
 やめた。
  朝ドラ「純と愛」のときと「まれ」の時も途中で観るのを止めた。
 結果的には、私が途中で観るのを止めたドラマは低視聴率になって
 いる。
 せっかく見始めたのだから最後まで観てみよう・・・という妻のような
 人がいなかったらもっと視聴率は低かったということになる。
 視聴率が低いのはなぜかという問題だが、ヒロインが無名だったから
 と言うのはあてはまらない。
 なぜなら今度の「あさが来た」のヒロインだって多くの人にとっては、
 初めて知った人物なのだ。
  一言でまとめるなら、やはり脚本が悪い、演出が悪いというほかない。
 「花燃ゆ」に関しては、ヒロインが無名だというが、それよりも史実に
 登場する人物をいじくりすぎていて、かえって面白みがなくなっている。
 史実から大きく脱却した描き方をしてしまったために、ハチャメチャに
 なってしまった。
 井上真央さんが気の毒だ。彼女をもっと活かす脚本演出がほしかった。
  朝ドラの「まれ」は、韓国ドラマのように、叫び声が毎日のように聞かされる
 ドラマだった。全体がハチャメチャだった。半年、1年間をかけてつづけ
 られる朝ドラや大河ドラマは、脚本・演出の上手下手が決め手となる。
 それにしても・・NHKまでもが・・手抜きが多くなった。
 目の肥えた視聴者を楽しませるものでなくなりつつある。
 そういう中で、イギリス製作の「アウントン・アビー」や「刑事フォイル」の
 作り方の丁寧さ、脚本、演出の素晴らしさを感じる。
 ドラマ好きな方は、ぜひ観てほしい。
 アウントン・アビーは、1月から第4部が始まる。全部がロケで製作されている。
 刑事フォイルは英文のタイトルでは「フォイルの戦争」となっている。
 BSで放送中で「2回読み切り」スタイルになっているが、素晴らしい出来だ。
 ドラマ制作としては、下町ロケットを上回っている。
 日本が、本格的なドラマ制作に手抜きをするようになっているだけに、
 イギリスの「本腰」ぶりが目に付く。