診察を受けているとき、医者と患者の会話以外に、医者のつぶやきが
結構多いようなのだ。
つぶやいた一言が患者の心を曇らせ、動揺を与えているとは医師は
気が付いていない。
昨夜、そのような「つぶやき」から医師不審になった患者を信頼できる
医師にあってもらって話を聞いていただいた。
きっぱりわかりやすく説明を受けたので、かれは納得したことだろうと思う。
このケースの場合は、患者が悪い。
その場で医者に質問すればよいのに、質問しないで、自分が悶々と悩む
ことになったのだから。
私は彼から相談を受けた時「医者はそんなことを言うはずがない」と言ったの
だが、かれは医者のつぶやきが自分に向けられたものと受け止めて悩んで
いたという。
医者の診断を受けるときは、もっと対等な気持ちでいることが大切なのだが、
多くの人は「そうはいかない。医者の前では、はいはいと聞くだけになってしまう」
という。
そういう局面の中で「つぶやき」までが気になってしまうようだ。
もっとしっかりしようぜ患者たちよ。