中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

ツール・ド・フランスと、変速機付自転車

 自転車レースの最高峰ともいえるツール・ド・フランスが今日で
 10日目のレースを終えた。
 10日目からアルプスの山岳コースになるので、その面白さが一層
 増してくる。1903年から始まったというから歴史も古い。
 世界60カ国で実況中継がされているようだが、日本ではNHK衛星
 放送が30分にまとめたものを毎日放送している。ダイジェスト版なので
 楽しむのにはちょうど良いかもしれない。
 ツール・ド・フランスを見始めたのはオーストラリアに住んでいた時の
 1992年からである。
 それまではツール・ド・フランスの存在も知らなかった。
 エキサイティングなレース運びに魅力を感じ、毎日変化するコース
 設定にも興奮させられる。
 レース用の自転車には、もちろん変速機がついている。
 私が子供のころから乗っていた自転車は、宮田製作所製の運搬用
 実用車の重い、いかついものだった。リムが大きいので子供が乗るには
 難しかったが、自転車に乗れるようになって、買い物に行かされたり。
 精米の米を運ばされたり仕事が増えてしまったものだった。
 変速機が付いた自転車に初めてであったのは18歳だから1952年である。
 もちろん日本にはまだ普及していなかったはずだし、日本製では存在して
 いなかったと思う。
 私が乗ったのは、宣教師がアメリカから持ち込んできたもので、まだ新車
 だった。「自動車と同じように、ギアチェンジするときは、ペダルを踏むのを
 いったん止めて行うのだ、クラッチと同じだ」と教えられたが、当時は自動
 の運転を知らない頃だったので、クラッチの意味も知らなかった。
 それまで乗っていた自転車とは比較にならない最新版だったので、興奮
 しながら運転したものだ。
 今なら、小学生だって変速機付自転車を知っているだろうし、乗っている
 ことだろう。
 自転車には、様々な思い出がいっぱいある。それなのに、もう何十年間
 も乗っていない。オートバイにも思い出が多いが50年前におさらばしてして
 しまった。
 この50年間は自動車のみになった。今日も愛車(スバル・四駆・3000・CC)
 で走ってきた。