マレーシア航空機撃墜事件はあまりにも衝撃的だった。
多くの子供、観光客、学会参加者たちなどなど、戦争とは無関係の
方々が犠牲となった。痛ましい事件だけに撃墜した犯人、その集団に
強い怒りをおぼえる。
だが・・どうしてマレーシア航空機がこのコースを取ったのだろう。
数日前にはウクライナ軍の飛行機が撃墜されている地域でもある。
もちろん飛行経路の変更には手間暇がかかる上に燃料費もかさむ。
それでもこのような危険地域を避けるべきだったと思う。
現在、イラク北部では戦争が続いている。
どちらも多くの一般市民が殺されている。
みんな宗教が絡んでいる。
歴史的な憎しみ合いの結果として戦争が起こっている。
歴史的な憎しみ合いは、それほど大きい心の傷跡を伴っているのだ。
戦争を知らない人たちの間で、戦争を他人事のように考える人もいる。
しかし、戦争とは、いったん起こってしまえば後に戻れないという恐ろしさが
あることを知ってほしい。
学校で教えられなかったなどというセリフは使ってはいけない。
学校とは、学習のきっかけだけを教える場所であって深いことまで教える
時間はない場所なのだ。
だから敢えて言う。最近300年の世界中の歴史を、各自が自分のやり方で
学んでほしい。最もわかりやすくて読みやすいのは、対談集などだとおもう。
少なくとも、アジア各国、西欧諸国などの歴史を語り合っている本を30冊
ほど読めばいくらか今の世界で起こっていることを理解できると思うし、
日本は今後どうあるべきかも理解できるかもしれない。
戦争とは、一般人を巻き込むものなのだ。自分を避けて通ってくれない
ものなのだ。私は、それを経験してきたからこそ強く言える。