マレーシア航空機が239人を乗せて飛び立ったまま行方が分からなくなっている。
こんなに長い時間を経ても、いまだにその所在も知れないという例は珍しい。
かなり以前になるが、柳田邦男さんの本を読んでから、あらゆる事故に関心を持つ
委員にもなっている。彼は航空機事故についても詳しい。
そんな理由から、航空機事故というのがどれほどあるのかを調べたことがある。
そして意外なことを知った。報道されていない事故が結構多いのに驚いたものだ。
柳田さんの指摘通り、人間はミスをするものだ。だから事故は起こる。
ミスをどうして防ぐことができるか、それを徹底していなければ、必ず事故は起こる。
安全神話を「信じたい」と心の中で思っていたはずだ。だから、事故を未然に防げ
なかった。全電源が失われた時のことを、もっと入念に考えてさえいたら、補助電源
を、津波に襲われない位置に設置できてさえいたら、事故は防げたのだ。
場合もその機体が以前に機体を損傷していたことが明らかになっている。
もし、機体の損傷修復が原因だとしたら、1万メートルの上空で空中分解したのかも
知れないといわれている。
1万メートルも上空で空中分解すると、すべてがバラバラになって落下するから
捜索が難しい。239人のご家族は、どんな気持ちでこの時を過ごしているのかと
思うと心が痛い。
私も以前は、このブログにも書いてきたように、世界中を旅してきたものだ。
飛行機が怖いと言っていてはどこにも行けない。だからこそ航空会社は、手抜き
しないで「安全第一」で運行してもらいたいものだ。
事故は起こりうるという前提が何よりも大切な心がけでなくては、事故は防げない。