これまで、このブログで、何度も言ってきたことだが、欲深い人は
必ず損をする。
おれおれ詐欺に引っかかるのも、心の中に何らかの「慾」が存在するからだと
私は思っている。
これまでに、詐欺被害にあった人たちをたくさん見てきた。みんな慾がありすぎる
からだと思うに至ったのも、その人たちの話を聞いた結果論である。
今回のビットコインに至っては、紙の存在しない、なんの形も存在しない、
ネット上だけの数字なのに、それを信じて投資し、儲けたいという、何とも厚かましい
慾が被害を呼んでいる。
当初は１ビットコインが僅か１０数ドルだったのに、一挙に１２００ドルにまで上がって、
大きな投資を呼び込む結果となった。
そんなうまい話があるわけがある方がおかしいと、だれも思わないのが不思議だ。
一挙に投資額の１００倍以上も儲かるはずがないだろう。
金というのは、こつこつ働いて稼ぐものなのである。
世界は資本主義が支配しているということは、資本を多く持っている人だけが、
資本を利用して「金で金を生む」錬金術が行える。
しかし、庶民は時間を金に兼ねるだけしかない。コツコツ働くことがきほんなのだ。
頭を人一倍使って、１時間当たりの稼ぎを大きくするしかない。
楽をして、金儲けを考えていると、必ず詐欺にあう。
詐欺師たちは、悪い方向に知恵を絞って、欲深い奴らから金をとってやろうと
狙っている。その餌食になるというのは、詐欺師より頭が悪く、詐欺師より浅はかだと
いうことになる。
世の中には、恐ろしいほど悪賢い奴がいる。だが、彼らより賢ければ、決して
詐欺などにはかからない。
慾だけ人一倍あって、賢くない人が、やられてしまうということは、とても恥ずかしいこと
なのだ。
金が欲しければ、ちゃんと働くことだ。それ以外に道がないということを知るべきだと思う。
