中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

27,28号台風と汚染水対策

 心配された台風27号は940hpaと少し弱まったが雨台風の
ようで、やはり雨の心配は続く。
 その上に28号の台風まで発生した。こちらは直接本土上陸は
なさそうだが、雨の影響は受けるから、やはり雨の心配がある。
 なんども言うが、台風は風よりも雨のほうが恐ろしい。
 なんども同じようなことを書くが、このような当然のような「常識」
が東電にはないらしい。
 今度もタンク近くの「堰(せき)」から汚染水があふれ出したそうである。
その説明が笑わせる。堰の高さを30センチにしていたので60センチに
かさ上げしようとしていたが間に合わなかったとか。
 どうして堰の高さを30センチにしていたかというと、一日の雨量を
30~40ミリと予測していたのだそうだ。ところが今回一日に102ミリも
降ったのであfれ出したという。
 毎日の気象情報をよく見ておられる人にはお判りでしょう。
放射能汚染水対策という、とても重大な対策を立てるのに、一日の
最大雨量を30~40ミリに設定していたという馬鹿らしさを。
 伊豆大島では、一日に800ミリを超えた。このようなケースは特別
だとしても、一日150ミリ程度の雨量は各地で頻発している。
 福島という土地は、30~40ミリ程度しか降らない場所なのだろうか。
タンクの設計、建て方、堰の設計・・・どれをとっても、あまりにも設計の
基本が稚拙すぎて腹立たしいほどだ。
 このように汚染水があちこちであふれ出すと、作業員の士気が落ちる
のではないかと案じてしまう。
 働き手がいなくなっては、廃炉にも影響する。東電は、もっと積極的に、
真剣に放射能対策に向き合ってほしいものだ。