２０２０年のオリンピックから「レスリング競技」が排除されると決まり、
日本では騒然となっている。
ここで大切なのは、「日本では」と言う言葉を添えなければならないことだ。
何度も書くので、読まれている方には深いかもしれないが、とにかく日本人の
「井戸の中の蛙意識」は、すべてのことにつながっていると言うことを再認識して
頂きたい。
日本の常識が世界の常識だと、固く信じている人があまりにも多すぎる。
西欧社会の話をすると、西欧かぶれのように嫌われる傾向すらある。
かぶれるのではなく、世界は広いと言うことを再認識してほしいものだ。
出来ない。
西欧と言ってもかなりの違いがある。まして、アフリカや中南米諸国、アラブ
地域もそれぞれの国にいろんな文化がある。
これらの文化は、それぞれに競合し合っている。
スポーツの世界も同じだ。野球がオリンピックに参加できない理由などは
とても簡単である。世界中で野球を愛好していて盛んな国はいくつあるのだろう。
それでは、オリンピックには参加できない。
では、レスリングはなぜなのだという問題である。
レスリングの場合は、「世界の情勢を見ていなかった」点にある。井戸の中の
蛙現象だったというわけだ。
しかし、巻き返しが可能だと信じているので、国を挙げての運動を起こして
もらいたい。
