中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「男女どちらに生まれ変わりたい?」あなたは?

今日は、教え子の一人から、とても嬉しいメールが届きました。
ですから、体調は良くないけど気分爽快です。
 ところで、みなさんにもご心配をおかけしていました、白内障の手術は
体調が回復してから・・ということで、一旦中止となりましたので、ブログも書き続け
られます。
 
ホンネ 2006年7月号「男女どちらに生まれ変わりたい?」
連載 なんでも ホンネ・コラム  
 
 輪廻転生(りんねてんせい)という言葉があります。
インドで生まれた思想で、簡単に言えば、人は何度もいろんな姿に生まれ変わると言うものです。
 普段よく言われるのは、死んでも生まれ変わることができるというという、良い意味に使われることが多いのですが、本来の意味は違っています。
 ブッダはいつまでも繰り返し生まれ変わる苦しみから人間は解放されないのかと苦しみ、修行を通して「解脱」を考えました。
 仏陀は、輪廻転生から逃れることこそ極楽だと考えたはずなのに、いつの間にか、全く反対のごとくに考えられているのですから、世の移り変わりとは恐ろしいものです。
 そう言えば「ユダの福音書」が現れました。あれは異端者が書いたものだと一蹴できないほど意味のあるものなのです。新約聖書が編纂されたいきさつを考えると、ユダの福音書を頭から異端書と決め付けることも出来ないでしょう。今後は大きな波紋が聖書神学者たちによって引き起こされるだろうと考えています。
 しかし、地動説さえ三百年もかかってやっとローマ法王が認めたということなので、ユダの福音書に至っては五百年経っても認められないかもしれない。
 輪廻転生についても、どこのお寺さんでも、お釈迦さんの言われたこととは違った話をしているのですから不思議なものです。
 教祖様の言ったことを後の世まで正確に伝えることが難しいのは、どの宗教も同じようです。宗教は進歩改革していると解釈して良いのか、都合の良いほうに解釈が変えられてしまっていると考えるのが正しいのか、よくわかりません。
 さて、そんな屁理屈は抜きにして、素直に今度は望んだ性別に生まれ変われると信じて、あなたはどちらに生まれ変わりたいですか。これを考えるには、生まれた国や、住んでいる国によっても意見が分かれるかと思います。
 どうしてこんなことを言うかといいますと、日本における女性たちの日常を観察していますと、優雅そのものだからです。外国では考えられないほど、優雅、贅沢が身に染みているような女性が多いのに驚きます。
 亭主は会社などで、汗水たらして悪戦苦闘しているだろうに、その時間帯を優雅に過ごしている女性のいかに多いことか。それでも日本は「男尊女卑」だと信じている女性が多いのも事実です。
「サイフを握っている」とい女性も少なくありません。妻は、割り切っていて「絶対女性がよい」と申します。今連れ添っている相手によって考え方が変わるのかもしれませんが、一度身近の人たちと、今度どちらに生まれ変わりたいか、話し合ってみてはいかがでしょう。
 国立社会保障・人口問題研究所は「全国家庭動向調査」をまとめました。それによると、女性からの回答では「男性は仕事、妻は家庭」という考え方は41%となっており5年前の調査よりかなり少なくなっています。
「夫も家事や育児を平等に負担すべき」と考える女性は82.8%に達しています。このような回答の反面「夫に家事を期待しない」という回答が年齢別平均で30%以上もあるのが面白いですね。
 米系ファイナンス会社の調査では、サラリーマンで子供がいる家庭の亭主の平均小遣いは38900円だそうですが、この中には酒タバコ交際費、中には昼食代も含まれているのですから男性も大変です。
 中京地方の大学野球リーグの第三部に、ある大学から女性チームが参加することになりました。
 春は参考出場という事だったのですが、2試合戦っただけで早くもけが人続出、重傷者も出るという状態の中で、秋からの正式参加を控えて選手不足というニュースです。第三部といっても硬式野球はかなり危険な球技で、とても女子では無理だろうと言う意見もありますが、男女は同じという人たちによって、この話は進められています。男女同権って、そういう意味ではないような気がするのですが、いかがでしょう。今では「婦人」は差別用語で「女性」が正しいのだそうです。一体何が差別なのでしょう。