このタイトルでは、50歳代までの方を対象に書いています。
60歳を過ぎたら自己変革が難しいというわけではありませんが、
まだまだ可能性のある50歳代までの方に生まれ変わっていただ
きたいのです。
生きながらにして生まれ変わるということは、容易ではありません。
生まれ変わるためには、大いに悩み苦しむことが必要なのです。
その悩みや苦しみから、簡単に逃れたいために、酒を飲む人たちには
生まれ変わるということは不可能でしょう。なぜなら、酒は悩みを消して
くれるかもしれませんが、生まれ変わるエネルギーをも消してしまうからです。
生まれ変わるためには、猛烈なエネルギーが必要です。苦しみを耐え、
死にたくなるほどの悩みを断ち切るには、それに打ち勝つだけのエネルギー
がいるのです。だから、悩みや苦しみに負けて酒をあおっているような
人は、決して生まれ変わることなど不可能でしょう。
私は、そのような、可能の力を持ちながら、不可能にしてしまったような
人たちを多く見てきました。どうして、そこで逃げてしまうのか、もうすこし
悩み苦しみに向かい合ってさえいれば、生まれ変わる機会が直ぐにも
やってくるだろうに、と思いながら、そのような人を見てきました。
私自身のことを書いておきましょう。このブログの中で「私流生き方」の
中で詳しく書いてきましたが、何度も死のうと思うほどの苦痛や悩みを
味わいながら、その悩みや苦痛から逃げないで向かい合っているうちに、
いつの間にか、生まれ変わっていました。生まれ変わるという表現が
大袈裟とするなら「脱皮」していたと言い換えてもいいかと思います。
毎日、自分に向かい合って生きることを信条としています。毎日の自分と
向かい合うということは、酒などのんでごまかしていてはできないのです。
自分と厳しく向かい合う、言葉を換えれば「反省する」のです。反省とは
後悔とは違います。反省は前向きの姿勢なのです。
今日一日、私はなにか社会に役立つことができたろうか、と反省します。
社会に貢献などと言うと、とても大袈裟ですが、自分のことだけを考えないで
人のためにも生きられただろうかということです。
そう思うことで、自己中心的に悩むことから、もっと広い視野を持って生きる
ことができるようになるのです。