中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

経団連と原発との関係

 楽天三木谷社長は、ツイッター経団連からの脱退をほのめかした。
その理由として「電力業界を保護しようとする態度がゆるせない」
とし、福島第1原発事故などをめぐる経団連の対応に批判的な姿勢を
示している。
また、関西経済連合会が23日に関西電力会長を第14代会長に選出
したことについても「なんで関経連のトップが関電なのか、このタイミングで」
と疑問を呈した。
以上はニュースである。
ここからは私の感想。
 そもそも日本の電力会社は9社に分かれて電力を寡占化している。
電力の寡占化は利益の寡占化でもある。
 電力を作る会社と送電する会社を別にするのが世界の流れの中で
日本は、電力会社と送電会社が同じものになっていて寡占化が加速している。
 サミットで、菅首相は今後自然エネルギーの開発に取り組むことを約束
した。すばらしい提案でもある。しかし実現が危ぶまれている背景には
電力の寡占化がある。
 今後、風力発電や太陽熱発電はかなりの期待が持てる。岩手県
ある町では風力発電ですべてを賄い、余った電力を東北電力に売っている
が、余剰電力だけで年間数億円の収入を得ている。
 しかし、それ以上に風力発電できないと言う「足かせ」がある。現在の
法律では、電力の1%以上、他から電力を買ってはならないと決められて
いるからだ。電力会社を守るための法律である。
 このような、法律から見直していかなければ、自然エネルギー開発には
つながらない。
 これまで経団連自民党は強い絆でつながっていた。そして、都合の
よい法律を作り上げてきたのだ。電力の寡占化を阻止することで、自然
エネルギー開発が促進され、経済発展の基になるという視点を持とう。