フランスで開催されたG8サミットにおいて、原発の安全評価の定期的な
検証を求めた内容となった。
この中で、最も注目されるのは、今後の原発建設に当たって、立地を
充分に考慮することをIAEAに求めたことだろう。
このことは、言い換えるならば、日本のような地震多発国において
原発建設が妥当なのかどうかが問われることになるだろう。
土台を頑丈な作りにしても、配管などは揺れに弱い。
世界同一基準そのものを見直し、地震国にはこれまで以上の安全性
を求められることになるだろう。
日本と地震のないヨーロッパとの違いを肌で感じたに違いない。
これを機会に、危険地帯での原発建設が大幅に見直されたらと、大きな
期待を持っている。