中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

大地震予測の可能性を再び

かなり前に、このブログで、今回の大地震は予測可能だったのではないかと、
問いかける記事を書いた。なぜならば毎日出されている地震情報がその前日
ぐらいから急激に増えていたからである。
 地震に関心が深い人ならば地震情報をチェックしているので、同じような
感想を阪神淡路大地震後から豪州にあって地震情報をチェックしはじめ、
何人かの友人にもそれを勧めたので、それにはまり込み過ぎた友人もいた。
 今日の毎日新聞東京大地震研究所の加藤愛太郎助教地震学)の解析
が掲載されているので紹介しておこう。
 
『 宮城県沖の震源の北北東約50キロで2月16日にM5.5の地震が発生。
その後、3月上旬にかけて、M2~4程度の約80回の地震日本海溝と並行
に南西方向へ進むように起きたことが分かった。さらに延長線上で3月9日に
M7.3の地震が発生し、本震発生までの51時間に、約250回の地震が本震
震源に近付くように起きた。』
『3月11日の本震発生までの最後の2日間は、近付く速度がそれ以前の6倍に
なった。巨大地震の発生メカニズム解明に宮城県沖の震源の北北東約50キロ
で2月16日にM5.5の地震が発生。その後、3月上旬にかけて、M2~4程度
の約80回の地震日本海溝と並行に南西方向へ進むように起きたことが分
かった。さらに延長線上で3月9日にM7.3の地震が発生し、本震発生までの
51時間に、約250回の地震が本震の震源に近付くように起きた。』
『加藤助教は「前兆かは断言できないが、特異な活動であったことは間違いない」
と話す。』
学者先生は、簡単に仮説を述べられない。慎重に言葉を選んでいるが、
今後の研究に期待したい。
素人考えでは、予測可能だったのではないかと考えている。
少なくとも、注意喚起は出来たのではないかと思う。
津波警報だって、これまで何回出されたかわからない。それでも津波
来なかったので、今回も来ないだろうと思って油断した人も多いようだ。
地震喚起だって、注意を促す喚起予報があっても、実際に地震が起こらなけ
れば信頼をなくすかも知れない。注意喚起によって身を守る人が増えれば
何よりだと思うが、いかがだろう。