中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

意外と知られていない原発事故事情

福島第1原発事故が大きな関心を呼んでいる。
日本だけではなく、世界中が福島を日々注視している。
どうしてそんなに注視されるのか。世界で初めての本格的な
原発事故だからである。正規運転中の原発が一度に4基も
事故を起こし、その対応が未だ見えないことを世界が憂慮している。
 
福島に衆目が集まっているが、知る人ぞ知る程度だが、他の原発
事故も関心を集めている。
昨日書いた刈羽原発事故では、間一髪で大事故に至るところだった。
間一髪で大事故を免れたからと言って「安全」だったとは言えないが、
東電も時の安倍内閣も「安全」で通り過ぎた。国民が騙されたと言う
ことなのだ。
今回の東北大地震津波でもいくつかの問題が発生している。
北から順に言うと、青森県の東電・東通原発では4月7日の余震で
外部電源が切れ、予備電源のジーゼル発電機が火災を起こして
危ういところだった。
宮城県女川原発東北電力)では、津波に襲われたが、敷地が高く
間一髪難をのがれたが、外部電源が切れ、非常用電源も起動せず、
福島と同じ事故賀恐れられたが、間一髪で別系統の電源で切り抜けた。
 
このように間一髪が続いても「安全」なのかが問われる。
他のものなら「結果オーライ」で済ませてもよい。しかし原発は事故が
起こってしまっては取り返しのつかない、厄介な代物である。
結果オーライで、よかったよかった・・などと言っている場合ではない。
根本的に「原発を知ること」が要求される。
知らないで、推進したり、知らないで共生を叫ぶ人は、非国民呼ばわり
されても仕方ないだろう。なにしろ、「国」が危なくなるのだから。