中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

原発は震度6で壊れた(続き)

毎月第3水曜日は「がん教育講座」があり、そこで喋っている。
いつもながら充実した一日となるが、帰宅すると老体に疲れが残る。
 
今朝書いた「原発震度6で壊れた」の中に書き忘れていたことが
あったので、書き加えておきたい。
震度6で壊れたのは福島第1原発だけの話ではない。
2007年7月16日、柏崎刈羽原発新潟県中越沖地震の際に
震度6で壊れたのだ。やはり東電だった。
火災が発生したが、原因は電気系統のトラブルだっという点で、今回と
酷似している。2007年の経験が全く生かされていなかったというわけ
である。
この時の首相は自民党の安倍さんだった。
東電と安倍さんが、事故の重大性を国民の目から巧みにそらしてし
まったために、この事故が「良い経験」とならなかった。
自民党原発事故直後から政変劇を演じ、9月には安倍さんから福田
さんに首をすげ替え、話題をそちらの方に向けてしまったのだ。
柏崎刈羽原発の貴重な経験が生かされていたら、今回の事故は未然に
防げていたか、小さくなっていただろうと思われる。