てんつくマン映画感想の続き
これまでこの映画の感想を書き綴ってまいりました。
自然分娩を奨励する医師の運動に賛意を抱いたことこと、
怪しい「余命5年」の主人公? の登場とがん告知問題についてなど。
この映画には、このほかブラジルアマゾンの乱伐問題・中国での植林運動、
ホノルルマラソンへの挑戦などさまざまなイベントがドキュメンタリーとして
描かれています。
私はこの映画を観ての感想をこういいました。
「この映画は、「余命5年」という嘘のような話も含めて多くの考えさせられる
問題が含まれている。
この映画を観てからシンポジウムを開けばどんなにか面白いだろうと思った」と。
がん告知のこと、アマゾンでなぜ乱伐が起こっているのか、それとバイオ燃料との
関係は? 中国で植林しなければならない原因と理由は? 自然分娩がなぜ大切なのか?
地球温暖化は二酸化酸素だけが犯人なのか? など・・いくらでも考える問題が
内蔵されているからです。
てんつくマンさんにも提案したい。
映画にあるようなイベントだけでは「お祭り」にすぎないと思います。お祭りは楽しいし
多くの人を感動させます。しかし、お祭りに参加できないような事情を抱えた人も多いのです。
お祭りは「虚の世界」ですが、お祭りに参加できない多くの人々は「実の世界」に
います。実の世界の人々にどうすれば天国を届けられるかが大切だと思います。
そのためのイベントには賛成ですが、実の世界に目を向ける人がもっと多くなる世界
が大切だと思っています。すなわち、身近にいる人に目を向けることです。
受動的に「何かをしてほしい」ではなく能動的に「何かをしてあげる」人が
増えることが望ましと考えています。