沈没船を引き上げながら、持ち帰る際に、より深い180メートルまで落としてしまったが、見事に再引き揚げに成功したのは立派だった。
(専門家は、数ヶ月かかるかもと言っていた。いい加減な専門家もいるものですね)
再引き揚げは見事だが、納得できないこともある。
120メートルからの引揚げに、飽和潜水と言う方法をとった。
飽和潜水は人の命に関わる危険な方法だ。
引き揚げが終わり、潜水士達は5日間、通常の気圧に身体を慣らすための場所に身を置いており、再び飽和潜水が直ぐに出来る状態ではない。
ところが、180メートルから引き上げる際には、無人ロボットを使って成功している。
なぜ最初からロボットを使わなかったのか。
不思議である。
通常、船の持主が引揚げの費用を負担する。
今回は、多くの人命を失い、なおかつ未だに見つからない命が多い。
事故の究明のためにも船体確保が求められる中で、
政府はサルベージ会社と契約して引き上げを行っている。
何億円かの多額契約である。
今後、この事件がどのような経緯を経るのか注目でもある。