「月夜に釜を抜かれる」
これは若い人たちには難しいでしょうね。
先ず、釜は想像以上に大切なものであったということを念頭に置いてください。
そして(抜く)とは盗むということです。
月夜の夜に油断していて大切な釜を盗まれた、ということです。
油断はだめよという意味もありますが、それよりもその事実関係を把握できない間抜けな人をあざ笑っているようですね。
「月とスッポン」と言うのもありますね。
月もすっぽんも同じように丸いが、天に輝くお月様と泥の中にいるすっぽんとは大きな違いがあるということです。
天と地ほども違うということでしょうか。
でも、(そりゃ月とスッポンほども違う)って言い方は落語でもよく使われますね。