2月4日は、将棋の世界にとって、とても大きな日です。
もちろん将棋フアンにとって期待と不安が大きく混じり合う日でもあります。
将棋には8大タイトルがあります。タイトルは他にもたくさんありますが、8大タイトルは特別なタイトルです。
ほとんどのタイトルは、棋士が予選から参加し、
タイトルごとに違う予選方法を勝ち抜き、タイトルを持っている棋士への挑戦権を経てタイトル戦を行います。
しかし、名人戦だけは破竹の勢いの藤井4冠でも参加できないのです。
藤井4冠は、現在はB級一組に所属しています。
名人戦に挑戦するためには、A級に所属し、A級での年間勝敗率が1位でなければ挑戦できません。
ですから、まずはA級に入ることが必要です。
B級1組で行われている今回の一戦になれば、B級1組から2名だけがA級に進級できる資格を得ることになる重要な一戦です。
また、A級での年間対戦を終えて、ビリから二人は
B級1組に降級することになります。
その際どい立場にいるのが羽生九段です。
対戦はあと二戦ですが、こんかいの対戦で敗れると降級することとなり、長い間所属していたA級から落ちるということになってしまいます。
羽生さんにはあと二戦を勝って、A級に踏みとどまっていてほしいと願っているのです。
4日は、A級戦とB級一組戦が一斉に行われていて、その結果が気になる一日でもあります。