昨夜、従姉妹と電話で話している中でワラ草履の作り方を
教えていた・・という人の家に伺ったら・・もう亡くなられた聞いて
がっかりしている・・・という話。
馬鹿だな~~、そんなことなら簡単にしえてあげるよ!!と
言っておいた。 ワラ草履は小遣い稼ぎによく作った。多分
500足ほどは作った経験がある。 だが、、それからもう70年
も過ぎているから大丈夫?って言われそうだけど、身についた
技術は身体が覚えている。
彼女は、これからの世の中・・・どうなるか分からないから・・
畑を作り始めたのだけど、今度は水田も始めようと、昨日(モミ撒き)
をしたという。最近の田植はほとんど手植えなどはないし、苗まで
買って植えるようだが、彼女は苗作りからやってみたいと。
モミ撒きの時は、その上に(もみ殻を媒薫して)播いていたんだよ。
と言うと、そんなんはじめて聴いたという。 私は全部覚えている。
子供のころは分からなかったが、もみ殻を媒薫して播くのは、もみ殻の
中にいるかもしれない虫などを処理するためだったのだろう。昔の人の
知恵がすごい。 そしてもみ殻を播くことによって、苗取りが楽になるの
だった。下手は苗取りをした(苗)では、田植えの際に植える人が苗を
ばらすのに手間取ってしまう。もみ殻を播いておくことで苗取りも楽に
行なえるのだった。 話している内に、いろんなことを教えておいて
上げたいと思った。 早く来ないと、僕も亡くなってしまうかも・・・と。