中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

大相撲・貴景勝の奮闘と、炎鵬の技が盛り上げている

 大相撲の今場所は、なんとも異常な場所になった。あれよあれよと

いう間に両横綱が金星7つを贈呈して休場とはこれいかに。 でも、

まあ・・平幕力士にとっては「金星」は有難い制度でもある。

 金星は平幕力士が横綱に勝つことであり、小結以上の役力士が横綱

勝っても金星にはならない。横綱に勝って金星をあげた力士には、大きな

特典がついている。金星一つで年収が24万円アップするという制度だ。

 「給金相撲」という言葉を聞いたことがあるだろうか。勝ち越しをかけた

取組を指すのだが、力士が勝ち越すと「給金」が増額される。8勝7敗なら

「勝ち越し1点」で0・5円、10勝5敗なら「勝ち越し5点」で2・5円が

加算される。こうして積み上げていった総額を力士個人の「持ち給金」という。

それを4千倍した金額が年間6回の本場所ごとに、月給とは別に引退するまで

支給される。引退するまでと言うのが大きい。最近引退した安美錦も金星を

たくさん持っていたので、現役を長く続け大いに稼いだだろう。

 金星の給金は10円という別格の評価を受ける。金星1個で場所ごとに4万円、

引退するまで年間で24万円がもらえる。 今場所の両横綱による7つの金星

提供は大相撲協会としても痛い?? 遠藤は2個、北勝富士も2個、妙義龍2個

御嶽海1個。 金星2個の3力士は年間で48万円の収入増だし、御嶽海はこれまで

にも金星があるから引退までの計算では・・どれほどか??

 そういう力士の収入に興味はないが、横綱にとっては「金星提供」はプレッシャー

でもあり、引退につながる要因にもなっている。

 それにしてもだ・・いつの間にか・・と言う感じで大関が二人になっていて、

しかも豪栄道が危ないし、高安の復帰も難しい状態になっている。 そういう中での

貴景勝の踏ん張りは褒めてやりたい。 貴景勝の左胸あたりの出血の状態がかなり

ひどかったので・・とても心配していた。 出血痕が見えなくなっては来ているが、

まだまだ状態は戻っていないのではないかと思っている。

朝乃山、遠藤、北の富士、正代の頑張りに小兵の阿炎(あび)、炎鵬、照強などが

がんばっていて、場所を盛り上げてくれている。 超小柄な炎鵬の技には場内が

湧きかえるほどだ。 

それにしてもだ・・両横綱不在ですっきり感があるのはなぜなのだろうか??