遠征先のマレーシア・クアラルンプールで交通事故に巻き込まれ
負傷したバドミントン世界王者の桃田賢斗について、日本バドミントン
協会は13日、顎部裂傷、眉間部裂傷、唇裂傷、全身打撲という診断を
受けたと発表した。当面、現地で経過観察するという。 日本協会などに
よると、同日早朝に桃田らの乗ったバンが、トラックの後部に衝突し、
運転席、助手席の1列目は完全に潰れたほどの衝撃だった。
桃田は2列目の乗車していたという。運転手は死亡し、同乗していた桃田、
3列目に座っていた日本ユニシスの平山優監督、桃田と同じ2列目に座って
いた帯同スタッフの森本哲史トレーナーが負傷し、そのまま病院に搬送
された。桃田は眉間部などを裂傷し、流血。現地報道では鼻骨骨折と報じ
られたが、現状で骨折の診断は出ていないという。現状では桃田は会話も
でき、自力歩行も可能だという。
平山コーチは右脛の裂傷、歯の損傷、全身打撲、森本トレーナーは右前
腕骨折、脳しんとう、全身打撲と診断された。同車はクアラルンプールの
空港に向かっていた途中だった。
桃田は現地で行われたマレーシア・マスターズで優勝したばかりだった。