世の中には、これでもかというほどニュースがある。
新聞、雑誌に頼っていたニュース源の時代と違って、
今では、本当かうそかわからないほどニュースが流れて
いる。 そして、あほらしいニュースの方が多いのが
つまらない。ときどきだが、キラッと光る凄いニュースが
あって、ほっとする。
キラッと光っているニュースの一つを紹介する。
及び地区代表の男女選手が都大路を駆け抜けた。この大会の
男子の部で優勝したのが仙台育英高校だった。過去3番目の
記録となる2時間1分32秒の好タイムだった。
この仙台育英高校を率いたのが、眞名子圭(まなごきよし)
さんだった。監督に就任したのはあの大震災があった翌年。
震災の影響で主力選手たちが転校し残った部員は8名だけ。
練習コースも津波でなくなっていた・・と言う状況下だった。
就任した年と翌年は県代表にもなれず、20年間続いていた
連続20回出場記録も途絶えてしまった。そこから彼は、
全国に足を運び、有力選手を発掘して3年目の今年に見事な
全国優勝を果たしたのだった。このように書くと簡単そうだが、
とてもじゃないが、簡単ではない。彼自身は大東文化大学で
選手を育てたいと教員免許をとっていた。 仙台育英高校
から監督をと、打診されたが最初は断るつもりだったという。
婚約中だった奥さんから背中を押されて踏み切ったという。
駅伝の名門高校だけに期待も大きかっただろうし、ストレス
もかかったと思う中で、今回の優勝があった。なんと、仙台
育英高校は、男女同時優勝という凄いことをやってしまった。
指導者として、かれは素晴らしいことをやったと思う。
かれのこの8年間を想像するだけで、わたしは涙が出そうに
なるのだが・・おめでとう!!と気持ちを込めて伝えたい。