中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

シンコ、イワシ、サバ・・遠くなっていく

 今年の大阪湾での「シンコ漁」は、僅か三日間で幕を下ろしてしまった。
瀬戸内での漁は続いてはいるが、高騰に手も足も出ない。
昔、おおきなザル一杯買っても安かったのに・・毎年シンコが楽しみだった。
 ちょっと醤油をかけて食べても良し、大根おろしで食べても良し。生が手に
入れば、湯の中にパッと放り込むだけで見事な味の汁ができる。
 口いっぱいに入れて食べていた「シンコ」が遠のいて行く。
イワシもサバも、生ものどころか缶詰だって品薄で手に入りにくくなっている。
 海に魚がいないのか、漁をする人が少なくなったのか。
今・・農業も、漁業も高齢者が多くなって人手が足りない。 農業も漁業も外人
の手を借りてやっているのが現状だ。
 魚などあまり食べなかった中国人がどんどん食べ始めた。資源が少なくなって
いる上に、獲る人も少なくなった。温暖化で海流の流れが変わって、魚の居場所が
分かり辛くなっている。
 街中に「魚屋さん」がなくなって「へい!いらっしゃい!。活きのいいイワシ入って
まっせ!!」 などと、呼び込む声も聞かなくなった。