中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

福祉が遅れている日本を直視しよう(2)

 介護タクシー福祉タクシー)と言うものがあることをご存じですか?
車いすに乗ったままで車に乗り込めるような構造を持っている車両
なのです。  でも車両だけでは介護タクシーとは言えず、ドライバーが
各種の資格を持っていなければならないのです。たとえば・・・・

 国土交通省近畿運輸局許可を受けていること   
 普通二種免許
 ヘルパー2級などの取得
 ガイドヘルパー 全身性障害者
 ガイドヘルパー 知的障害者
 日本赤十字社 赤十字救急員養成講座受講
 日本赤十字社 赤十字救急法救急員
 当該行政の 消防局 市民救命士修了
 観光ガイドボランティア修了
 自動車事故対策機構 適性診断受講など

このような資格まで取って介護タクシーを運営するのはとても大変でしょう。
 ところが、介護タクシーを利用する側から考えると、とても利便とは言えない
現状が浮かび上がってきます。 まず、完全予約制であることです。 急の用
には間に合いそうではありません。
 車両が少なく、家まで来てもらうと、車両の出発地点からメーターが倒される
ので割高になります。
 A点からB点へ行って、2時間ほどの用を済ませて帰宅する場合、健常者が
利用するタクシーの場合と違って、かなり費用が掛かります。
 仕方がない・・・と言いきってしまえば、それまでですが、それでいいのでしょうか?
もう少し踏み込んで考えてみましょう。続く・・