中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

戦争がなかった「平成時代」と今後

 考えてみれば・・日本は明治、大正、昭和と戦争を続けていた。
たまたま・・勝ったことが良くなかった。検証してみれば勝った戦争は
偶然や幸運が重なっただけで「実力」ではなかったのだ。
 日本が間違った道に迷い込んだのは日露戦争に勝ったことだった。
国民はおおいに盛り上がり、アジアの有色人種が白人に勝った最初の
戦争として世界中から注目された。
 だが・・実力で勝ったのではないことは、司馬遼太郎さんの「坂の上の雲
にも描かれている。 多くの史実にも残されている。 けれども、あの日露
戦争で勝ったことで、日本は勘違いをしてしまった。そして迷い道を歩む
ことになる。 
 昭和は、そういう意味で大変な時代だった。日本と言う国をぐじゃぐじゃに
かきまぜ、ひっくり返してどん底まで落とし込み、そこから奇跡的な復興を
成し遂げてきた。
 平成は、その基盤の上に立って、戦争を経験することもなく、その名の如く
平成に・・終わるようだ。 
 次の時代が、どんな時代になるのかは、国民が決める。争いの場に足を
踏み込むのかどうかも、国民が決める。 国民がしっかりしないと、日本は
どこに向かうことやら。
 次の時代は「自然災害」の時代になると思う。他国と争うよりも、自然の
脅威から己を守らねばならない時代になるだろう。