中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

地面師の才能に呆れる

 大手住宅メーカー「積水ハウス」が東京・西五反田の旅館跡地の取引を巡って
約55億円をだまし取られた事件の報道を見ていると、地面師の悪賢さに呆れてしまう。
 いつも書いていることなので・・またか・・と思う人もいるかとは思うが・・詐欺に騙される
のは、騙される方の「欲深さ」に問題がある。
 これまでの人生で多くの騙された人たちから話を聞いたり、そのいきさつを目の当たりに
してきたが、どの場合も騙される側の「強欲(ごうよく)」さを感じてきた。騙されているよ!と
注意しても、私の言葉に耳も貸さず何億円も搾取された人もいた。 騙したのは右翼と
名乗る人物で騙されたのは建築会社の社長だった。もう35年も前のことで、今はこの世に
いない人のことだから明らかにできる話なのだが…。
 今回の積水ハウスの場合も全く同じだと言い切って間違いない。今回の場合は積水の
社長が、その「強欲」の中心だったことから、周辺の人たちまで注意深く取引する「用心」
さえ忘れていたかのように思われる。
 取引中い成りすまし犯に「干支」を質問した際に間違えたにも拘わらず「強欲」が、その
間違いさえ許して取引を優先させてしまった。 東京では、めったにないという物件だった
だけに強欲が先走ってしまったのだろう。 
 小さな詐欺も、おおきな詐欺も「欲」を利用して付け込んでくるものだと思っておけば
間違いない。