中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「免疫療法」言葉に危惧を感じる

 ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑さんの研究を巡って
新聞では大きく「がん免疫療法発見」と言う文字が躍っている。
 世間の人たちは、物事をいい加減に受け取る人が多い。
妻なども、何事によらずとても短絡的だ。
 先日、NHKのアナウンサーだった女性が(セゴどんのあとの
番組のナレーターもやっている)このたび退職して今後は医学部に
入って医師を目指すらしい・・という話をしたところ前にもいたよね・・
という。 以前にそんな話を聞いた覚えがない。 結局彼女は
以前に東大医学部を出てからNHKアナウンサーになた人がいると
言う話と「同じ」だと受け取っているようだ。 この二つの話はまるで
ストーリーが違いすぎる。 入口も出口も違えば志も違う。 なのに
いっしょくたで頭に入れるのだから・・困ったものだ。 わが家の会話の
なかでは、このようなことがしょっちゅうある。 女性は話が飛びやすい
と言われるが・・それも同様に短絡から来ているのだろうか??
 男性だから女性だからではなく、よく言えば物事を単純に、悪く言えば
よく考えないで短絡的に考える人が多いのかもしれない。
 本庶さんは、考えて考えて。。と言う人だったらしいが・・。
 本題に戻ろう。 私が心配していることは、巷に「免疫療法」と看板お
掲げた医療施設が多いことである。 これらの免疫療法は高額であり
効き目がないものなので絶えず警鐘を鳴らしているのだけど、まるで
信仰みたいに「免疫療法」を信じて高い費用を無理してねん出している
がん患者が多い。 それとこれ(本庶さんの発明したもの」とは全く発想
も違えば結果も違う。  だから・・短絡的に免疫療法ってよく効くらしい
などと考えないでいただきたいものだ。
 新聞や雑誌などに書かれる医学の記事には「わかってないのに書いて
いる」ものが少なくない。その辺りは世界的権威者でもある西川先生の
http://aasj.jp/watch.htmlに書かれている記事を読んでいただきたい
と思う。 西川先生は、今回の受賞になった本庶先生の研究について
3年前に神戸の勤労会館で講演されたことがある。