林真理子さん原作の「西郷（せご）どん」を読んではいないが、原作をもとに
制作されたＮＨＫの大河ドラマはすべてしっかり観ている。 史実を気にしないで
書かれただけに面白みは増している。 史実にとらわれていると思い切った設定には
できないだろうが、面白さを追求したかのような作り方で久々に「面白い大河ドラマ」に
なっている。 西郷さんも坂本竜馬もあんなにかっこいい人ではないだろうに・・とことん
かっこよい人物に仕立ててあるところが面白い要素だろう。
西郷さんの最後は「今宵はこれでよかろうたい」と言って自決したのだった。どうして
政府を相手に戦争を仕掛けたのか・・その理由はいろいろ言われているが、どの説にも
わたしは納得していない。 自分が作った政府を相手に内戦を仕掛けた西南戦争は日本の
歴史にも大きな影響を与えてしまった。 西郷さんの脆さがこういう形になったのだろうと思う。
・・・・続く・・・
