中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

前立腺がん・ホルモン療法の間欠について

 前立腺がんでは、放射線治療を受けた後で「PSA再発」があった
場合になどホルモン療法を受けることになる。 手術した場合にも
再発は有り得るので、その場合もホルモン療法をうける。
 ホルモン療法は月に一度か3か月毎に一度の(注射には1か月タイプと
3か月タイプがある)ホルモン注射を受ける。へその下辺りのお腹に打つので
痛くもない。 普通はカソデックスと言う錠剤と併用することになっていて、
ほとんどの再発患者が処方されているようだ。
 ホルモンを長く使うことによって、効かなくなる患者もいる。 効かなくなると
言うことは、がんが大きくなるか転移に及ぶことになり、命への影響が深刻になる。
そのために、時々ホルモン療法を止めるのが「間欠療法」と言うものだ。
 間欠療法をやっている患者も少ないが、進める医師も少ない。 だから、医師に
相談しても「やめると、今度打ちはじめても効かないかもしれん」と言うような
ことを言う医者がほとんどだ。 
 私はこれまで4回の間欠をやっている。止めるとPSA値が上がってくる。上がって
来るというのは(がん細胞)が体の中で活動しているという証明でもある。
 ある数値まで上がるとホルモン療法を再開する。 これまで13年間で、4回の
間欠で5年間ほどホルモンから遠ざかっていたことになる。
 私の場合は、間欠のあとでも効いている。 だからと言って、だれでも同じです
とは私からは言えない。
 でも・・・多くの患者の奥様から「長い間、お世話になりました。主人はホルモンが
効かなくなって・・医師の言うとおりに他の薬剤をやっていましたが、先日亡くなり
ました」というお電話をいただいたときには愕然とする。 だから・・はやり・・間欠を
していた方が良かったのでは・・思ったりする その辺りが複雑だ。
 最近そういう電話をいただくことが多くなっている。 私は・・いまも間欠中だ。