中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

豪雨ニュースに押しつぶされそうだった

 1982年の長崎大水害以来となる200人を超える死亡者を記録する
今回の西日本豪雨災害。 改めて水害と言うものの恐ろしさを身に染みて
教えられた豪雨だった。
 また豪雨ニュースは豪雨を上回るほどに凄かった。豪雨ニュースをみつ
めていて、いつのまにかすっかり豪雨に飲まれた感じがするほどだった。
今回のような豪雨の場合におけるニュースのあり方も問われるのではない
だろうか?  たとえば・・「神戸市灘区に避難勧告」と何度もテロップが
流されたとき、「大丈夫?」と何度も電話がかかってきて大変だったのよ、
灘区も広いのに知らない人は心配でかかってくるの・・という話を聞いた。
わが家などは警戒地域ではあるが、その方の家などは全くと言ってよい
ほど水害とは無関係の位置にある。 災害時に貴重な電波使用のことを
考えれば、無駄な電話はしなくてもよいような報道の仕方も考えるべき
だろう。 そのためには行政がいち早く実情を把握できる体制を作って
おかなければならない。
 異常気象と言う言葉が陳腐に聞こえるほど数十年に一度という異常な
気象状況が起こりやすくなっている地球環境らしい。
 だから、治水計画にしても「想定値」というのは考え直さなければならない。
想定の基準が大きく変化しつつあるだけに、可能な限り「数十年に一度」が
想定内になるようにしなければならないのかも・・・。
 しかし、そうなると膨大な金がかかることになる。予測された場所に的確に
迅速に行政が対応できるかどうかが問われる。
 今回の倉敷の堤防決壊などは・・予想されていた地点だった。今年の秋から
工事に取り掛かる地点でもあった。 一年早く工事ができていたら…と言って
みても後の祭りだ。 だが、そのような後の祭りが多発しないように、工事の
優先順位を考えてみるべきではないだろうか。