中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

米中首脳会談後・トランプ氏が訪日のわけ

  来月12日にシンガポールで行われる史上初の米朝首脳会談の直後に、アメリカの
トランプ大統領日本を訪れ安倍首相に直接、会談の内容を説明する方向で調整して
いるらしい。
 トランプ大統領が米・朝首脳会談後、その足で訪日するというのは特別なことだとおもう。
北朝鮮が5月23日~25日に核実験場の閉鎖を行うと発表し、その現場を5か国の記者団
に公開するとしている。 このことからも、米朝間で首脳会談に向けての調整がかなり進んで
いると考えるべきだろう。
 首脳会談では、思い切った「包括的提案」が出されて、双方がそれを承認する形になる
可能性が濃くなってきた。現実的、非可逆的な非核化が行われ、経済制裁の撤廃まである
かもしれない。 
 その場合、日本が北朝鮮に科している制裁をも廃止してほしいとトランプ大統領から直接
日本に求めるために来日するのではないかとも・・思われる。
 そうなれば、日本としては、もはや制裁の根拠を失ってしまう。拉致問題だけで制裁を継続
するわけにはいかないだろう。
 安倍首相としては、トランプ大統領がわざわざ来日してくれることで、強固な日米同盟を
内外に示すことしか、他に手の打ちようがない。
 トランプ氏や習金平氏、韓国の文大統領にまで「拉致問題解決」を頼んだということは、
ちょっと情けない・・結果になるかもしれない。