月刊文藝春秋5月号に「名医10人に健康法をきいてみた」という記事が載っている。
日本の代表的な名医の健康法なら読者も喜ぶかという出版社の目論みだろう。
しかし、私はこの手の「健康法」を信じていない。 医師で健康法を考えている人など
ほとんどいないし、意外なほど健康法には無知な人が多いものだ。
なによりも、私は70歳未満の人の言う「健康法」など信用していない。
大抵の人は65歳ぐらいまでは、それなりに元気なものだ。大病と言うものでない限り、
病気を持っていても70歳ぐらいまでは比較的に元気だと言える。
だから、65歳前後の人が偉そうに「健康法」を叫んでいるのを読むと未熟だな~と
おもってしまう。
世の中に存在する「健康法」なるものは、ほとんどが70歳にも満たない人たちが
書いたものである。 その時点で自分が元気だからって「健康法」を自慢するのは
おかしいよと思ってしまう。
「健康法」ってなんなのだろう? 健康に65歳まで、70歳まで生きられましたと
肯けることが多くあった。85歳はだてじゃない。しっかりした考え方を持っておられる。
健康を保つ秘訣は、体と言うものを深く知ること、自分の身体といつも話し合って
いることだと、私は思っている。 食べ物など、あれがどうだとか、これはどうだかと
いうのは馬鹿げている。 なんでも美味しく食べることが一番なのだ。体の仕組みが
分かれば、なんでも万遍なく美味しく食べることが「食としての健康法」歩けるならば
歩くのが一番の健康法・・なのだが・・歩けなくなるんだよな。それが辛い。