安倍内閣は「印象作り」が上手い。印象操作という言葉を安倍さんが
野党に使ったが、印象操作という点では何と言っても安倍さんが第一人者である。
今年を代表する言葉に「忖度」よりも「印象操作」を上げたいくらいだ。
文科省大臣などなど・・・主要な省庁の名が頭に浮かんでくる。
しかし、最近の大臣増産のためのような印象操作のための政策の「掛け声」と同じ数の
大臣が生まれてくると、大丈夫かよ、ちゃんとやっているのかよ・・
と、思ってしまう。
「人づくり革命大臣」って何をするのだろう?
「女性活躍担当大臣」っていうのをわざわざおかないと女性は活躍できないの?
「一億総活躍大臣」って、活躍できない人まで活躍させられるのかなあ??
「地方創生大臣」って、地方のどこをどうやって創生させるのかな?
「五輪担当大臣」は、2020東京オリンピックがあるから分からないこともないけれど、
五輪担当大臣が、すべてを取り仕切れるわけではないんだよな。責任の所在が分からない。
「経済再生大臣」って、いったい何を担当するの?経済産業省とどんな違いがあるの?
「消費者行政大臣」って、消費者にいちばん近いはずの人なのに、あまり知らないのはなぜ?
「防災大臣」って、いったい何をしているのか具体的に知りたいな?
「復興大臣」っていうのもあるのだろうが、防災大臣と連携がうまくとれているのかな?
こんなにいっぱい「掛け声」大臣を創生してどうするのだろう。船頭多く船、山に登る・・
てなことにならないのかな?ただでさえ日本は縦割り行政が大問題なのだ。行政機関同士が
横同士の連携を取れない、とり方を知らない・・それが体質化している日本のお役所をいくら
増やしても、たらいまわし行政にならないとも限らない。
大臣が、自分の任務の範囲を把握できていない場合だって考えられる。
医療と同じで・・・そのうち・・・「ご免なさい・・私は右ひざ担当なので、左ひざのことは分からない」
というような医者が出てきそうだと・・・現在の医療体制を皮肉る医療関係者がいるが、
行政などは、もっとひどくて・・たらいまわし・・こんな言葉さえ通用しなくなっているかもね。
以前にも書きましたが・・神戸市で「がん患者美術展」を開催する際にチラシにいれるので
「神戸市後援」の承認を取りに行ったことがある。
「がん」というタイトルは入っているために、たらいまわしされた経緯がある。役人の頭と言う奴は
カチンカチンに凝り固まっていて、まったく融通というものがないようなのだ。
国の省庁などは、ひどいひどい・・・高校創立の時のあの辛かった思い出は忘れない。